院内ブログ

若いって素晴らしい(交通事故・頭部外傷)

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荘太郎君が交通事故で重傷を負ったのは平成19年1月18日。 つらい手術、治療、リハビリを経て、平成20年2月15日にやっと退院され、自宅療養を始めました。翌日から私たちが訪問を開始し、今日に至るまで診療とリハビリを続けています。

最初は意識障害や高次機能障害が重く、ほとんど会話が成立しませんでした。左半身の麻痺も重度で、まったく動きませんでした。 もう5年以上のお付き合いになります。最初のころを思うと、目覚ましい回復ぶりです。若いって素晴らしい。

130909-1s-0949-300x200この温厚そうな青年が荘太郎君。青年といっても今年40歳。本人は「おじさん」を自認しています。 今日は血液検査の結果を説明。薬を飲むかどうかの微妙なところなので、神妙な顔をして聞いています。傍に立っておられるのは、荘太郎君と二人三脚で闘病してこられたお母さん。

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普段の生活の様子を、おかあさんから伺います。笑えるエピソード満載なので、カルテ書きながら大いに受けてしまいます。

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左の手足に強い麻痺が残っています。緊張が強く手足が固い(痙性麻痺といいます)ので、固まらないよう日々のリハビリとストレッチが大切です。私が肘をぐーっとのばすと、しかめ面をして耐えています。

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今は、少しずつですが左の手足が動くようになっています。が、スイッチが上手に入らないというか、なかなか思い通りにコントロールできません。

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こ の日は、「左腕を上に上げてください」ではびくともしないので、ご褒美を準備。コップにジュースを入れて「飲んでみて」とやってみました。 これだと、ずいぶん動かせるようになります。ゲンキン・・・ 私は頭をナデナデしているわけではなく、荘太郎君が頭を下げてストローをくわえようとするので、頭を押さえて阻止しています。

130909-6s-0992-300x200最近は会話の内容が豊かになり、診察中からおやじギャグや物まねなどで笑わせてもらっています。どこまで機能回復できるのか。一同楽しみに見守っています。

退院当初は簡単な図形の模写もできなかった荘太郎君が、今はディサービスで絵を褒められ、展覧会に出品するなどして活躍しています。当時のことを 知っている私達は感慨無量。 ちなみに私の今年の年賀状は、荘太郎君に作ってもらいました。来年のも予約中。どんなものを作ってくれるか、楽しみにしています。

中野区・鈴木荘太郎君(40歳)〜撮影:2013年9月9日

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さくらクリニック 院長 佐藤 志津子
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佐藤 志津子
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