練馬

新しいパーキンソン病の治療法(中野区DAT講演会)①

さくらクリニック練馬 院長の佐藤です。
練馬分院のHPがやっと完成した!のだけれど、なんかメチャクチャしています。
今のところ まともなのは トップページのみ。
後は情報が錯綜しています。スイマセン・・・😂😂😂
ブログは本院のトップページとか「院内ブログ」から見れます。合わせて読んでくださいね。

さて気を取り直してブログを書こう。
4月下旬にやった「中野区Device Aided Therapy講演会」
「LCIG(デュオドーパ)」という パーキンソン病の新たな治療法について。

私が司会し、宮下先生、融先生が講演、という さくらクリニック祭り状態でした。
医師向けのセミナーなので、ちょっとムツカシイです。
進行期で投薬コントロールが難しくなってきたパーキンソン病の方、ご家族の方、治療の一助になると思いますので、がんばって読んでみてくださいね❤

【解説】
■Device Aided Therapy(敢えて訳すと 装置補助療法)
パーキンソン病は内服薬で治療できる病気ですが、進行期には薬が効きにくくなったり合併症が出たりして、内服治療ではコントロールが難しくなることがあります。
そういう患者さんの選択肢として、特殊なdevice(装置)を使った治療があるのです。
現在日本では、
1.深部脳刺激法(deep brain stimulation 略してDBS
2.レボドパ・カルビドパ配合経腸用液療法(LCIG  商品名 デュオドーパ
のふたつの選択肢があります。

深部脳刺激法(DBS)は、脳深部に電極(細い針)を埋め込み、胸の皮下に小型の電源を埋め込んで、電気刺激で症状をコントロールするという治療法です。
2000年頃から行われていますので、治療法としてはだいたい確立しています。
詳細はここでは述べませんが、向いているのは「若い方」「認知障害がない方」です。
逆に言うと、「高齢の方」「認知機能が低下している方」は 適応が難しくなります。

適応はあっても「頭に穴をあけるなんて、絶対にイヤッ!!」という方もいらっしゃいますね。
そういう方々にとって、LCIG(デュオドーパ)という選択肢ができたのは、とても有難いことです😍

■LCIG(デュオドーパ)のできる医療機関
薬が発売されたのが2016年ですので、まだ新しい治療法です。
都内でも導入している医療機関は多くはありませんが、導入を検討しているという声はチラホラと。
中野区内では今のところ新渡戸記念中野総合病院だけ。
(融先生曰く、都内で4番目だったそうです)
ご近所では、東京医大病院は今年中に、河北総合病院でもそのうち、という話をチラッと伺いました。

■LCIG(デュオドーパ)って どんな治療法?
パーキンソン病の進行期に抗パ剤が効きにくくなる一因として、
1.胃の動きが悪くなる
その結果
2.飲んだ薬が胃から小腸に送られるのが遅れたり不規則になる
そのため
3.小腸で薬の吸収が遅れたり不規則になる
ということがあります。

そこで、胃をバイパスして直接空腸に薬を投与することで、安定した効果を得よう、というのがこの治療法です。
原理はいたってシンプル。

☞その2に続きます

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