さくらクリニック

みなさんこんにちは。医療事務の岩澤です。

夏の暑さがだんだんと和らぎ、秋らしくなってまいりましたね。
先週の13日はお月見でしたが、皆様ご覧になられましたか？
私の住んでいるところでは、夜遅くには月を綺麗に見ることができました♪

お月見といえば、地域によって多少の違いがあるかとは思いますが、
お団子やススキ、あとはお野菜などをお供えしますね。
お月見にもお供えするススキですが、これはイネ科の植物なんです。

なんでお月様やお団子じゃなくてススキ？と思った方
今回は、春だけではない「秋の花粉症」について少し触れてみたいと思います。

春はスギ花粉、ヒノキ花粉など天気予報でも花粉の飛散情報をよく目にしますが
実は秋にも花粉症があります。
秋はブタクサやヨモギなどのキク科の花粉によるものが多く、見た目が稲穂のようなイネ科の花粉も原因の一つです。
また、カナムグラやイラクサという植物の花粉もあります。

症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりや眼・鼻・喉のかゆみなど春の花粉症と同じです。
キク科やイネ科の草花は背が低いため、スギ、ヒノキの花粉ほどは遠くに飛びませんが秋にも花粉症のような症状がでる、あるいは風邪にしては症状が長引いている、かゆみが強い、という時は秋の花粉症かもしれません。

（参考：日本医師会　「日医ニュース」　http://dl.med.or.jp/dl-med/people/plaza/392.pdf）

ちなみに、秋にもスギ花粉が少し漏れ出て飛散することもあるようですよ。
スギ花粉に敏感な方はこれでも症状が出ることがあるようです。

私自身イネ科の花粉症があるで、春の終わりから秋までの時期が一番厄介で、風邪かな？と思っていたら実は花粉症だった、ということもあります。（もちろん逆のこともあります）
皆さんも気になることがあれば、かかりつけ医に相談してみてくださいね。

では、まだまだ日中との寒暖差があるので、風邪にも注意しながら楽しい秋を過ごしましょう♪