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【勉強会・お礼とご報告】『パーキンソン患者を自宅で支える~非運動症状を中心に』

【勉強会・お礼とご報告】『パーキンソン患者を自宅で支える~非運動症状を中心に』



MSWの濱中です。

昨年の10月、
さくらクリニックとさくらクリニック練馬の合同勉強会として
『パーキンソン患者を自宅で支える~非運動症状を中心に』
というテーマで、オンライン勉強会を行いました。

遅くなりましたが、そちらのお礼とご報告になります。

 

国立精神・医療研究センター神経病院の高尾昌樹先生よりご講演頂き、
その後症例発表、パネルディスカッション、質問コーナーと盛りだくさんでお送り致しました。

当日はお忙しい中ケアマネジャー、看護師をはじめ多職種の方々のご参加を頂き、
本当にありがとうございました。

高尾先生からは、パーキンソン病のお薬のお話、患者様やご家族へのアプローチ、
また主治医としてのお悩みなど専門的で具体的なお話で、
ついついメモを取りながらのご講義でとても勉強になりました。

またその後困難症例として関わっておられる看護師や医師より現場での工夫点、
ご本人との関わり方のお話を伺えました。
ご本人のお気持ちに沿い、家族と共に考えていく姿勢に感銘を受けました。
一筋縄ではいかない現場で、いろんなアイディアを伺え大変勉強になりました。

病気と共に、それを支えるための介護体制をどう構築していくか、
現場の方々のお悩みに添えるようなお話がたくさんありました。
今回の勉強会も皆さんと共に頑張っていけるような連携の場になれたら嬉しいです。

また、アンケートも頂戴できたので今後の勉強会に繋げられたらと思っております。

次回もご期待ください!

皆様からのリクエストが多かったので、
高尾先生よりご講演頂いた資料の一部挙げさせていただきます。
(転記転載はくれぐれもご遠慮ください。よろしくお願い申し上げます)

▶▶ 資料はこちら

 

パーキンソン病(PD)では,日常の状態を把握し,症状の程度に応じて適切な治療をおこなう必要があります。
しかし,PDの症状は運動症状に留まらず,非運動症状をふくめ多岐にわたります.
また,ウェアリング・オフ現象がある患者では,オフ時の状態や夜間症状に関しては問診に 頼らざるをえません。
多彩な臨床症状を把握し,評価するには統一されたスケールでポイントを押さえた方が誰もがわかりやすく変化も見逃しづらくなるため下記のスケールを利用していただくとよいと思われます。
本質問票は運動症状の評価に適する Part I(運動症状,ADL)と非運動症状などの把握に有用な Part II(睡眠,自律神経症状,認知機能・ムード・その他)に分かれ, 5 領域, 31 項目で構成されます.
ぜひご参考にしてください。

▶▶参考資料
資料引用元:http://www.rinkanhp.com/info/shinkeinaika.htm#anchor100
(※参考資料は無断複写・転用禁止となっております)

 






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