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【特集】看護師ロングインタビュー①

【特集】看護師ロングインタビュー①

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訪問診療のクリニックが気になる看護師の方々へ
当院4年目の池田看護師に、きっかけや仕事をしてみての感想などをインタビューしました。ご参考にしていただければ幸いです。
10月4日 事務長 鈴鹿

池田看護師


さまざまな場面で成長を実感できる仕事です

4年前さくらクリニックに入職した当時の感想や思い出などを教えてください

 私は前職も訪問診療のクリニックでしたが、患者さんが、介護施設などの施設入居者ばかりだったので、前職と比較して患者さんの医療依存度が高いなと感じました。
人工呼吸器をつけて10年以上も在宅で生活されていらっしゃる方が多く、とても驚いたことは今でも覚えています。

訪問診療(在宅医療)に関わろうと思ったきっかけは?

 高齢化社会や在宅医療の推進が強化されており、これからの医療や看護師の働き方を考えたときに、「長い目でみて在宅医療の分野に携わっておくことは必要じゃないかな」と考えていました。

さくらクリニックに就職を決めた理由は何でしたか?

 前職で、仕事に慣れて振り返る余裕が出てきた頃から、少し窮屈感を感じるようになりました。介護施設のような場所で療養することにはメリットもたくさんありますが、患者さんは施設の入居者としてのルールを守る必要がありますし、私達のような訪問診療のクリニック側も取り決めなどを守って動くことを意識します。
ご自宅で療養している患者さんであればそういう縛りのようなものが少なく、自分にとって働きやすいのではないかと思い、自宅療養の患者さんが多いさくらクリニックを選びました。
通勤時間やワークライフバランスの取りやすさにも魅力を感じました。

3年前ブログで看護師業務のことを書いてくれましたが、改めて、最近の仕事内容について教えて下さい

 ベースは、3年前、ブログに書かせてもらったことと同じことをやっています(笑)
ただ、質は変わってきたと思います。とにかく医師に相談していた頃と違い、患者さんの普段の様子やバックグラウンド、先生の方針等を総合的に考え、自分自身で判断できることが増えました。

他に、特に変わった点があれば教えて下さい

 ホルター心電図などの検査機器が充実してきて、これに関する仕事が増えてきたことですね。医療職もコメディカルもクリニックのマンパワーが充実してきて、色々な検査機器を導入できる余地が増えてきたのかもしれません。

看護師から見て、さくらクリニックの特長って、どんなところでしょうか?

 在宅ではできないといった先入観を捨てて、「出来る最大限を目指す」先生が多いことでしょうか。
これは、患者さんに、もっと出来ると無理強いをすることではなく、出来るだけ患者さんの思いに寄り添うと言う意味で。もし患者さんは「前はこう言ったけど、今日からはこういう風に変えたい」とおっしゃれば柔軟に対応しますし、常にどうすれば希望に近づけるか模索しています。例えば、ご自宅で出来る限り頑張りたい方、病院へ行って安心したい方、本当に人それぞれなので、その都度最善の方法を一緒に考えます。
また、患者さんやご家族が言い出しにくそうにしていたら、気持ちをくみとって、こちらから助け舟を出したりもします。
先生が出す助け舟のところは看護師に対しても同じで、「いつでも聞いて下さい」と先生達には言ってもらえているので、私達はとても助かっています。

当院のような訪問診療のクリニックで働いてみたいと考えている看護師さんへ、メッセージをお願いします

 私は、訪問診療のクリニックでも、施設の患者さんが多いクリニックと自宅療養の患者さんが多いクリニックの両方で働いた経験があるので、その経験を踏まえて言うと、当院のような自宅療養の患者さんが多いクリニックの方が先生の診察が濃いというか、やれることが多いので、それに引っ張られて自分の勉強になることがたくさんあると思います。
特に、先生方が訪問に出かけてしまっている時間に院内で電話番をやっていると、任されている責任感を感じたり、自分の判断力が試されたりと、様々な場面で成長を実感できます。
また在宅医療に関わっている経験は、今後の高齢化社会でプラスになることが多々あると思います。仕事の面ではもちろん、例えば自分の親をみるような時が来たら「こういう方法があったな」と今までの経験を生かすことが出来ると思います。
少しでも興味がある方は、在宅医療の経験がなくても臆することなく、まずは携わってみることをおすすめします。




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