院長挨拶(練馬分院)
院長挨拶(練馬分院)
2019年05月09日
院長あいさつ・略歴
はじめまして、院長の佐藤です
在宅医療に取り組むために、平成15年3月さくらクリニックを開設いたしました。在宅療養をされる患者さまとご家族にとって「常に寄り添うパートナー」でありたいと願っております。
在宅療養は生活そのものです。100人いらっしゃれば100通りのご希望があるでしょう。その多様さのひとつひとつに応えることが『在宅療養の要』であり、私たちのヤリガイだと考えています。
私自身、集団生活がかなり苦手な方なので、入院生活のストレスは人一倍大きいだろうと思われます。自分が将来病気で動けなくなったら、必要な検査は最小限だけ外来で受けて、後は信頼できる医師の往診を受けながら、自宅で自分なりに工夫しながらマイペースで過ごしたい、と切に願っています。
自分が受けたい医療を具現化することが目標
その際なるべく安心して、また快適に自宅療養を送るために、自分ならどうしてほしいかと考えてみると、
●自宅でできる医療措置は、自宅で痛くなく安全にやって欲しい
●肉体的苦痛は絶対とって欲しい
●急変するのが不安なので、24時間いつでも連絡が取れるようにして欲しい
●どうしても入院が必要なときは速やかに手配してもらい、帰れるようになったらサッサと家に帰りたい
などなど…、さぞかし要求の多い患者になるような気がします。ちょっと勝手ですが、自分が受けたい医療のイメージを具現化していくことがひとつの目標です。
療養方針を自由に選択できる関係
もちろん、誰にとっても在宅療養がベストというわけではありませんし、ご要望も人それぞれでしょう。ただ、病気になった場合のひとつの選択肢として、きちんとした在宅療養を提示したいという思いがあります。患者さんひとりひとりが「ご自分の事情に応じて、複数の選択肢の中から治療・療養方針を自由に選ぶ」それが医療側と患者側の成熟した関係の基礎となるのではないでしょうか。
ご自宅で療養したいというご希望をお持ちの方や関係者の方々、お気軽にご相談いただければ幸いです。『ああしたい』『こうしたい』と具体的に要望していただけると非常に嬉しいです。
さくらクリニックはまだまだ若く発展途上ですが、皆さんの要望のひとつひとつを糧に、どんどんバージョンアップしてゆきたいと願っております。
ご希望に添える体制を一緒に
ご希望をお聞かせいただいても、在宅という制約や医療の常識上からお応えできないこともあります。ご相談いただいた時点で、医療側からの意見を述べさせていただき、その上でよく話し合い、ご希望に添える体制を一緒に創っていきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
佐藤 志津子
佐藤院長の略歴
平成6年
山梨医科大学卒業
東京医科歯科大学神経内科入局
いくつかの病院での勤務と大学での研究を経て、平成13年訪問診療を知り、以後在宅医療に取り組むにいたりました。
平成15年3月さくらクリニック開設、現在奮闘中です。
さくらクリニックの理念
病気と向き合いながら、住み慣れた我が家で自分らしく生きたい、
そう願う方々に、常に寄り添うパートナーでありたい
運営方針
- 自宅療養される方が、適切な医療とサービスを受けてその人らしく過ごせるよう、尽力します。
- 専門性が高く、サポートが難しいとされる神経難病に積極的に取り組み、かつ情報を発信していきます。
- 人生の「最期」をご自宅で迎える方々が、安らかに、自分らしく過ごせるよう支えます。
(平成30年3月27日改訂版)