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♬箱根の車窓から♬

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皆様 新年あけましておめでとうございます、本年もさくらクリニックをどうぞよろしくお願い致します。

ご挨拶をしておきながら恐縮ですが今日はもう新年23日目ですね、昨日の大雪の影響も大きく、交通状況が心配です。

そんな中ではございますが、気分転換にまた私の車窓旅行+軽登山にお付き合い願います。

それではレッツ・ゴー!

以前合気道を習っていた際に先生方にお誘いいただき、登山に興味のある有志で一緒に富士山に登ったことがありました。

遠目で見るのと違い、富士山は緑も少なく、空気は薄く、気温は低く、9合目からは頭痛と寒さで大変な思いをしました。

それでも何とか登り切り、ご来光を拝めた暁には「登ってよかった!」と胸がいっぱいになりました。

中野からはなかなか見えにくい富士山をま間近に見ようと、このお正月は山頂からの景色が良いと噂の「金時山」に上ってみました。

朝6:30新宿バスタより高速バスを使って御殿場・乙女峠(1005m)へ。バス停から既に富士山の全景が見えていますが、更なる眺望を目指して峠を登ります。

登山しながらも左手には木々の間から富士山が望め、足元を見るように気を付けてもついつい富士山に目が行ってしまいます。

登山開始から1時間30分ほどすると岩やベンチが見えてみました、ついに登頂 1212mへ到着です。

昔話で有名な金太郎が動物たちと遊んだ場所であることから名づけられたという金時山。

平安時代後期の武士で源頼光の家来であった坂田金時(公時)の幼名が金太郎で、

小さいころこの地域で育ったという逸話があるそうです(諸説あり)。

 

ここからは(左から)相模湾、大涌谷、駿河湾、芦ノ湖を望み、富士山を裾野の端から視野に入れることができます。

この日(1月2日)は箱根駅伝があり、もしかしたら眼下では熱戦が繰り広げられているのかと想像しつつ、元祖金時茶屋さんで美味しいキノコ汁をいただき(キノコがとっても大きいです)、身体を温めました。

 

帰りは箱根の仙石原を目指し下山。

この辺りは駅伝コースではないので道路も混みあわず、暖かな日差しを浴びながら箱根ラリック美術館へ向かいます。

登山の帰りに美術館?と訝しがられるかと思いますが、ここではルネ・ラリックの作品の他に、

かの有名なオリエント急行のサロンカーが現役当時のままに展示され、ティーサロンとして利用されているのです。


『1929年、パリとフランス南部を結ぶルートとして開通したのが、「コート・ダジュール特急」です。当初、ル・トランの車両は、この路線で活躍していましたが、やがて運行を休止します。
その後、オリエント急行の路線で復帰を果たし、2001年まで現役で活躍し続けました。そして2004年4月、最後に箱根へとやって来たのです。』(箱根ラリック美術館HPより)

ティーサロンでは45分間の乗車と焼き菓子と飲み物のセットを楽しむことができます。

列車内の座席や装飾品(テーブルのスタンドライト以外)は当時のまま使用されています。

不思議なもので動いてはいないのに、そこに座っているだけだで車窓が少しづつ変化しているような感覚を覚えます。

つかの間でしたが優雅なひと時を過ごすことができました。

次回はぜひ、実際にヨーロッパで鉄道の旅をしてみたいものです。

 

本日も私の車窓旅行にお付きたい頂きありがとうございました。

またのご乗車をお待ちしております。



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