Home自宅でできる検査 > 自宅でできる検査 ⑥持続式パルスオキシメーター

自宅でできる検査 ⑥持続式パルスオキシメーター

自宅でできる検査 ⑥持続式パルスオキシメーター



フクダデンシ パルスオキシメータエニィパルウォーク ATP-W03

 

 

 

 

 

 

 

 

パルスオキシメーター(指にはめて、血中の酸素飽和度を測定する)は、各先生の診察カバンに常備してあるのですが、これは24時間装着して、酸素飽和度の変化を見ることができるものです。

さくらクリニックで特に出番が多いのは、
1.ALSの患者さんの、特に夜間の酸素飽和度をチェックする
日中覚醒している時は正常でも、寝ている時は呼吸が抑制され、無呼吸が起きやすくなります。これは一般的にそうですが、ALSの方は日中の呼吸障害に先行して夜間の無呼吸が目立ってくることがあるので、要注意。
最近熟眠感がないとか頭がすっきりしないとか仰ったり、ご家族が「時々息が止まる」と気づいた時には、これでチェックします。

2.呼吸不全の方の評価
肺気腫、間質性肺炎など。
安静時は酸素飽和度が正常でも、ほんの少し動くと極端に低下してしまう場合があります。
呼吸器疾患で在宅療養されている方は在宅酸素を使っていることが多いのですが、動作に応じて酸素投与量を調整してもらいます。
酸素投与量は、多すぎても少なすぎても良くありません。特に閉塞性肺疾患(肺気腫など)の方で、血中二酸化炭素がたまってきている方は、酸素を不用意に上げると自発呼吸が弱くなってしまうことがあるので、要注意です。
モニターしている間の動作(食事、入浴などなど)と酸素投与量を記録しておいてもらえば、1日の変化を見ながら適正な投与量をアドバイスできます。



関連記事一覧





Copyright © さくらクリニック All Rights Reserved.