パンダ
パンダ
2017年07月14日
こんにちは!
毎日暑くて、梅雨は一体どこへいってしまったのでしょうか☂
今回の投稿は医師の山崎麻央先生からです!
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こないだパンダが産まれましたね。
ところで、パンダの赤ちゃんてなんであんなに小さいんですかね?
体長15センチ、体重150グラム。しかも生まれるのは1頭のみ(まれに双子は生まれるようです)。親はあんなに大きいのに、、、
なにかの拍子につぶされたり、ましてや今は保護されているけれど、野生で生きていくには何かと大変そう。
さっそくネットで調べてみました、
小さな赤ちゃんのメリットは出産時に母体への負担が小さい、妊娠期間が短くてすむなどがあります。まあ、当たり前ですね。
パンダはもともとは雑食で肉を主に食べる動物と内臓が酷似していますが
競争も少なく、入手しやすいと(推察されている)竹への偏食になってしまいました。
じゃあ、食べようと思えば食べれるんですね、動物園とかでは笹以外もあげているところもあるようです。
おかげで栄養の吸収性が悪く一日の大半を食事に費やさなければなりません。
そのうえ、出産1ヶ月前まで、普段の倍近くの量を食べ、出産数日前から食欲は急にダウンします。妊娠したパンダは、自分の生命を維持しつつ、赤ちゃんの新陳代謝の求めにも応じなければなりません。パンダは、脂肪をエネルギーの一部にできますが、自由 脂肪酸は水に大変溶けやすく、胎盤を通り抜けることはできません。よって、パンダの胎児は母親の血液中の脂肪は利用することはできず、ブドウ糖を必要とし ます。よって、妊娠したパンダは、胎児の生命を維持するために自身のたんぱく質を糖類に変えて胎児に与えています。しかし、あまりに多くのたんぱく質を失 うと、母体が危険にさらされることになります。このような状況下で進化していくうちに、妊娠期間を短く、体も小さく発育状態も初期段階の赤ちゃんを産むよ うになったのです。
授乳は1日におよそ10回ほど行います。授乳は10~12ヶ月間なようです。
母子関係は1年半から2年半ほど続きます。その後、子パンダは親離れし、ひとりで暮らしていくことになるのですが、母パンダは、子パンダが特にメスの場合、わりと荒っぽく子どもを遠くへと追い払います。これは別にパンダが残酷なわけではなく、近親交配を避け、よりよいDNAを残していくための本能的な行動なのです。
野生では、それぞれのなわばり区域をもった何組かの母子と、1~数頭のオスという、ゆるいつながりの「大家族」が形成されています。大家族は9~28頭、平均19頭から構成されています。大家族の構成員は、マーキング(木の幹などへのにおいつけ)でお互いを認識しています。
中心になる数頭のオスは血縁関係が濃く、ほとんどが世襲になっています。一方メスは、遠くからはるばるやってきます。メスは、それぞれ領域(なわばり)を持っており、その範囲内で子育てをします。しかし、母パンダは、他の子どもパンダが自分の子どもに近づいても気にすることはありません。メスの子パンダは親離れすると、遠くの大家族を探しに出かけます。
大人のパンダは、メス同士の場合、出会ってもじゃれあったりはしませんが、血縁関係の薄いオスとメス同士が出会った場合には、たとえメスパンダが子連れであっても、じゃれあうことがあります。
大家族の中心になるオスは、なわばり内のメスが出産をすると、その巣穴付近までわざわざ近づいてきて外敵を警戒する、という行動が記録されています。発情期のメスは複数のオスと交尾をするので、必ずしも生まれた子どもがそのオスの子どもであるとは限りません。では、なぜこのような行動をとるのでしょうか?上述の通り、パンダのなわばりは数頭の血縁関係の強いオスを中心に構成されています。ということは、なわばり内で生まれた子パンダはたとえ自分の子どもでなくとも、その遺伝子が多く受け継がれている可能性が高いことになります。よって、なわばり内で生まれた子パンダを無条件に守ることは、自分の遺伝子を守ることにもつながるわけなのです。
パンダは、このように本能的にグループ内の血縁関係を調整しながら「大家族」を形成しているのです。
とのことでした。
父パンダは結構大変そうだけど、母パンダ結構自分重視で生き残ってきたんですね。
気ままでいいかも。
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カテゴリー: スタッフだより