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【イベント参加レポート】1.患者さんやご家族も参加するイベント(展示会)

【イベント参加レポート】1.患者さんやご家族も参加するイベント(展示会)

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1 はじめに

息子が令和元年7月からさくらクリニック本院の患者としてお世話になっています。

今年1月、事務局から「開設20周年記念イベント」を計画しているので良かったら参加しませんか?とお誘いを受けました。

我が家はまだ在宅診療3年ぐらいの「ひよっこ」で、訪問クリニックとは「先生が自宅に来てくださる」というイメージしかありません。

イベントへの参加?と言われても、大病院の関係者向け記念式典のようなものはいざ知らず、市中の身近な病院でそのような「催し物」があるのか、ましてや患者や家族も参加できる「開かれたイベント」などは見たことも、聞いたこともありませんでした。

 

【イベントの構成】

このイベントは、さくらクリニック20年の歩みや、患者、ご家族の手作り作品、在宅で過ごされている様子の動画などの「展示会」と、医療従事者や関係者を対象とした「講演会」で構成されています。

開催案内がホームページで公表されており、一般の方でも入場は可能なようでしたが、当日の会場では、イベントをご存じの患者さん、ご家族、お知り合いのほか、大半は医療・福祉関係者の方のように見受けられました。


練馬区立区民産業プラザ産業イベントコーナー/Coconeriホール

 

さくらクリニック20年の実績として、「在宅患者延べ人数が2,200人」にもなるそうです。中野、杉並、練馬を中心とした範囲にそれだけたくさんの訪問を必要とする患者さんがいらっしゃるということは驚きでした。その訪問されるそれぞれのご家庭で「2,200」とおりの診療、看護の支援を受ける患者さんとご家族のストーリーがあります。

同じような病気や障害であっても、決して「同じ」ではありません。一人一人に最も適した医療サービスが提供され、それぞれのご家庭で患者さんとご家族が安心した日常を送れるためのようなサポートが望まれます。

この展示会ではごく一部の患者さんの展示ですが、その様子を知ることができたのはとても良かったと思います。

 

【患者さんが主役】

展示会場のそれぞれのブースに、患者さんの写真や作成された絵画、書道、編み物などの素敵な作品がたくさん並んでいました。

在宅の患者さんは外出が困難でこのイベントが開催されている間にも病気や障害と闘い、ご家族による介護や訪問診療、訪問看護・介護を受けている方が多くいらっしゃいます。

さくらクリニックでこれらの患者さん2,200人をもサポートしてくださっていることは感謝以外にはありません。

展示作品や動画を通じてそのご様子を知ることができ胸が熱くなりました。

 

【動画について】

展示会では、大きなスクリーンで患者さんとご家族が作成された動画(7作品)が上映されていました。最近はyoutubeなどちょっと頑張れば一般の人でも動画を公開することができるようになってきましたが、在宅療養中のご家庭では患者さんや、ご家族による介護の日常を撮影したり編集したりする余裕はありません。さらにそれを第三者にオープンにすることはとても勇気のいることです。

しかし、クリニックのイベントであれば、展示を見に来られる方は、在宅療養中の仲間・同士や、支援者としての「医療・福祉関係者」などに限られ、こういう機会があるのなら皆様には見ていただきたいと思いました。


7人の患者さんからビデオ出品



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