名医が選んだ「看取られたい在宅医」150人
名医が選んだ「看取られたい在宅医」150人
2017年01月09日
年明け早々、入院中の患者さんの顔を見にいったところ、「週刊現代に 先生の記事が出たって!!」と仰って、すごいすごい と喜んでくださいました。 ヘルパーさんが見つけて 教えてくれたそうな。
そんな全国区の週刊誌から取材を受けた覚えはないので 勘違いだろうと思ったのですが、ググってみたら それらしき記事を発見。
やっぱり自宅で死にたい!名医が選んだ「看取られたい在宅医」150人 徹底調査:47都道府県別リストつき」(週刊現代 2016年12月24日号)
この号は ネット書店でももう購入できないようです。表紙を眺めると センセーショナルな見出しがバシバシと・・・。
「看取られたい在宅医」の記事は、地味さで逆に目立っていました。幸い記事は まるまるネットに載っておりました。(注:今はもう見れません。会員登録が必要なようです。) で、「さくらクリニック」と私の名前は、最後のページの「リスト」というやつに チョボッと取り上げていただいております。ありがたいことです。
記事の内容をざっと紹介すると、
1.よい在宅医と巡り合えれば、一人暮らしの方でもご高齢の方でも、自宅で最期まで自分らしく過ごして 看取ってもらえます。
2.通院できるうちに、信頼できるかかりつけ医を持ちましょう。 通院が難しくなったら その先生に往診してもらうのがベストです。
3.自分に合う先生は? ケアマネージャーさんなどから、口コミ情報を仕入れましょう。
4.在宅では、よく話を聞いてくれる医師がいいです。
5.営利目的の悪徳診療所もあるので、気をつけて。
6.家で死にたい本人の覚悟、家で看取りたい家族の覚悟 < それを支える医師の覚悟
その後に、例の「150人リスト」が続きます。
現場の人間としては、そんなに単純じゃないなぁ、とか 口を挟みたくなる部分もあったのですが、こうして一般週刊誌に「よいかかりつけ医、在宅医を見つけよう」と取り上げられるようになったのは、素晴らしいことですよね。 私たちも患者さんもご家族も、それぞれの立場で「自分らしく生きて自分らしく死ぬこと」について考えていくことで、人生がもっと豊かになるはず。
その150人リストをご参考までにUPしておきます。 うちのクリニックは②に載っていました。
掲載していただいて言うのもなんですが、どのような基準でこの150人がセレクトされたのか、明記されていません。 「名医」の先生方の投票? 評価の基準は? 看取り比率の高さ? そもそも「名医」は誰がどんな基準で選んだの? 等々 根拠に疑問ありです。
これはあくまで参考のひとつ。ご自分の主治医がここに載っていないからと言って 「良い在宅医じゃないのでは?」なんて決めつけたりしないでくださいね。 人生なにごともそうですが、最後は自分の五感を信じ、ご縁を大事にしましょう。
みなさんが素敵な主治医の先生と出会えますように😊
カテゴリー: 院長からのお知らせ