コミュニケーション支援:カミカミスィッチのご紹介
コミュニケーション支援:カミカミスィッチのご紹介
2020年01月08日
さくらクリニック練馬 院長の佐藤です。
このブログに何度か登場していただいている 土屋泰子さん。
今回は「カミカミスィッチ」(と勝手に命名した)をご紹介させていただきます。
■ ヒントは参議院議員 舩後(ふなご)靖彦さん
昨年7月の参院選で「れいわ新選組」から立候補して 当選された方です。
ALSの方では初の国政参加。頻繁に報道されていたので、ご記憶の方もいらっしゃるかと思います。
この方がお口にチューブを二本くわえてらっしゃったのです。
1本は口腔内の唾液を低圧持続吸引器で吸っていると思うのですが、もう1本はチューブを噛むことでスイッチを操作して伝の心を使ってらっしゃるとお聞きしました。
詳細はわかりませんが、土屋家でも早速チャレンジ。
というのは、泰子さんは これまで右手でピエゾスイッチを動かしてコールブザーやレッツチャットを操作してきたんですが、右手の指が動きにくくなり、上手く操作できなくなってきたからです。
ピエゾスイッチ☟
■ カミカミスイッチの作り方(土屋ver.暫定版)
1.吸引チューブの先端、穴が空いている部分を切り落とし、ひと結びにする
こんな感じになります☟
2.ピエゾスイッチに接続し、口にくわえる
奥歯で噛むか、前歯で噛むか 自分の噛みやすいところを探し、感度を調整する。
3.コールブザーを鳴らす
*これは昨年 診療助手の荒川が作ってくれた動画です。☟
4.レッツチャットを操作する
「よろしく」と書いてくれました。
泰子さんの場合、コールブザーよりレッツチャットの操作の方がうまくいきました。
近々動画を撮る予定なので、そしたらまたUPしますね。
手足や顔面の筋肉の動きでピエゾスイッチの操作がうまくいかなくなってきた方、簡単なのでぜひ試してみてください。
*もっと上手な使い方があったら、ぜひぜひ教えてください🤗