介護することは生きがい(多系統萎縮症)
介護することは生きがい(多系統萎縮症)
2013年11月21日
眞紀さんは「多系統萎縮症」という神経難病です。だんな様が献身的に介護に当たられています。 口から栄養が摂れなくなり、胃瘻から栄養を入れています。 去年は声帯が開きにくくなり呼吸困難を起こし気管切開をしました。 私が週1回訪問する他、看護師さん、リハビリの先生とチームを組んで訪問しています。
眞紀さんは本の編集、だんな様はテレビのドキュメンタリー番組の制作の仕事をしてこられ、公私ともに素敵なパートナーでいらっしゃいました。
今はだんな様が献身的に介護に努めております。
ちなみにだんな様は、クリニックのホームページにと時々随筆を提供して下さいます。
昭和のにおいがする、重厚で品のある作品です。今後、月1回のペースで書いてくださることになりました。みなさん、ぜひ覘いてみてください。>>源さんの連載随筆
ベッドサイドには吸引器。介護に必要な物品は、部屋の一角にきれいに収納されています。
ご主人が自作されている介護記録用紙です。胃瘻からの栄養・薬・吸引などなど、細かく記載してくれています。
だんな様が倒れてしまわないかと心配なので、もっとヘルパーさんをお願いする等、少し休んでいただくようお勧めしているのですが、
「眞紀の介護をすることは全く負担ではなく、僕の生きがいです。」とおっしゃいます。
頭が下がる思いですが、ほんと、関係者一同心配しているのです。
眞紀さんは、昨年は高熱がでたり、呼吸が安定しなかったり、と大変でしたが、年末に気管切開をしてからは、体調はとても安定しています。
お二人とも体調を崩さず、仲よく療養してくれるよう祈っています。
中野区・源中眞紀さん(74歳)〜撮影:2013年8月23日