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【9月30日さくらクリニック第14回ALS合同勉強会】レポート①

【9月30日さくらクリニック第14回ALS合同勉強会】レポート①



先日は勉強会のご参加
ありがとうございました!

司会を務めさせていただきました
佐々木と申します。
たくさんのご参加をいただき、
この場を借りて改めてお礼申し上げます。

本勉強会に関するお問い合わせは、
さくらクリニック・中野 ℡03-5358-8321へ
お願いします。

新型コロナウイルス関連肺炎と骨髄異形成症候群を合併したALSの終末期

今回は、ZOOMオンラインにて勉強会を開催いたしました。約80名の方々にご参加いただき、アンケートにもご協力いただき感謝の限りです。

事後アンケート結果を共有させていただき、次回勉強会の参考にさせていただきたいと思います。また先日お答えできなかった内容について、簡単ではありますがこの場にてご返答とさせていただきます。在宅医療を支える皆様の今後のご参考になれば幸いです。

 

事後アンケート結果

事後アンケートへのご回答ありがとうございました。簡単ではありますが、以下の通り結果を記載させていただきます。

【1】勉強会の内容についてはいかがでしたか?

【2】進行のスムーズさはどうでしたか?

【3】視聴環境はどうでしたか。

【4】視聴した機種を教えてください。

 

【5】勉強会の開始時間について

【6】今回ご参加いただいた職種

【7】いただいたご意見・ご感想(一部ご掲示させていただきます。)

・ALS、コロナ陽性が重なり状態変化が多い中で、チームケアで本人、家族が望んだ形で最期を迎えられたとてもよいケースでした。改めて地域連携の必要性、大切さを感じました。非常によい学びとなり、今後の在宅医療で活かしていきたいと思いました。ありがとうございます。

・とても貴重なお話ありがとうございました。大変な合併症を伴いコロナにもなったり、とめまぐるしく変わっていく中でご家族やサービス提供者たちも大変だったと思います。そんな中ご家族の意向を何回も確認し、チームで共有できサービスが提供できたことで、穏やかな最期が迎えられたと思いました。情報共有や共有の仕方の工夫が重要だと再認識できました。

・貴重なお話をありがとうございました。ALSの方が認知症を併発するという部分が興味深いものでした。Zoomでの開催だと参加が可能となることが多いので非常にありがたいです。今後もぜひZoomでの開催を続けてくださると嬉しいです。

 

Q&A

Q:ヘルパー事業所や訪問看護ステーションは、実際、各々何社くらい支援にかかわったのでしょうか?
A:事業社としては、4か5社ケース的には少ない。多いと20社くらいになることもあります。

Q:困難ケースにおける情報共有で関係者一同が集まって話し合う担当者会議がいちばんですが、コロナ禍ではなかなか難しかったと思います。工夫した点など教えてください。
A:訪問介護事業所が集まれない、現場で働いているため会える時間が限られることが多く、声掛けで事前に意見や質問などを教えていただき、参加できなくても担当者会議の結果を即日または早めに返答するように工夫した。

Q:ALS患者の麻薬使用開始はどのようなタイミングで検討されますか?
A: 基本的には癌の除痛ラダーに沿って進めていきます。NSAIDsやカロナール等から始めていきますが、呼吸筋麻痺、呼吸苦に対しては効かないことが多いです。そのため、血液ガス検査等で呼吸障害は出ていることがはっきりしていれば、モルヒネを使ってもよいのではないでしょうか。ただ、呼吸苦以外に不安や精神的不安が強い、拒否がある場合は向精神薬の使用も検討されます。

Q:ALSの病態、終末期の経過などについて簡単に説明していただきたい。
A:次号、宮下医師の勉強会内容を一部抜粋してお答えさせていただきます。



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